自然分娩
自然分娩

「自然分娩(しぜんぶんべん)」とは、医療的な処置を最小限にし、陣痛のリズムやお母さんと赤ちゃんの力を大切にしながら出産する方法です。基本的には麻酔を使用せず、陣痛の進みに合わせて赤ちゃんを迎えます。
自然分娩では、陣痛の痛みを体で感じながらお産を進めていきます。痛みは確かにありますが、「痛みがあるからこそ実感が持てた」「産まれた瞬間の喜びが大きかった」と話される方も多くいらっしゃいます。
一方で、「痛みに耐えられるか不安」「最後まで頑張れるか心配」と感じる方も少なくありません。自然分娩は“我慢するお産”ではなく、呼吸法や体勢の工夫、ご家族や医療スタッフのサポートを受けながら進めていくお産です。必要に応じて医療的なサポートを行い、安全を最優先にしながら見守ります。
「自然分娩でなければならない」「無痛分娩の方が良い」といった正解はありません。大切なのは、お母さんご自身が納得し、安心して出産に臨めることです。それぞれの価値観や体調、ライフスタイルに合わせて、ご自身にとって最も心地よいお産の形を選んでいただければと思います。
自然分娩を選ばれる方にも、それぞれの大切な思いや背景があります。
「できるだけ自然なかたちで出産を迎えたい」というお気持ちを大切にしたいという声が多く聞かれますが、理由は一つではありません。
自然分娩では、陣痛の痛みや進み方も含めて“お産の流れ”を身体で受け止めていきます。不安がまったくないわけではありませんが、「自分の力で産みたい」「赤ちゃんと一緒に乗り越えたい」という思いから選ばれることも少なくありません。
もちろん、自然分娩を希望されていても、安全を第一に考え、必要に応じて医療的なサポートを行います。出産には一つとして同じものはありません。
どの方法を選ぶにしても大切なのは、妊婦さんご自身が納得し、安心してその日を迎えられること。ご自身の体調や価値観に合ったお産のかたちを、一緒に考えていきましょう。
自然分娩では、陣痛の始まりから出産まで、身体の変化をそのまま感じながらお産が進みます。陣痛の強さや間隔、進み方には個人差があり、初産婦さんでは時間がかかることもあれば、経産婦さんでは比較的スムーズに進むこともあります。
陣痛が強くなるにつれて、腰の痛みやお腹の張り、強い圧迫感を感じることがあります。分娩が進行すると、いきみたい感覚(排便感のような感覚)が出てきます。これらは赤ちゃんが産道を通ってくる自然なサインです。
自然分娩では麻酔を使用しないため、痛みはありますが、呼吸法や体位の工夫、温罨法(体を温めるケア)などで和らげながら進めていきます。また、必要に応じて会陰切開や吸引分娩などの医療的処置を行うこともありますが、これは母子の安全を守るための判断です。
出産後は、子宮の収縮による後陣痛や、会陰部の違和感・痛みがみられることがありますが、多くは時間の経過とともに落ち着いていきます。
自然分娩を希望される場合でも、安全にお産を迎えるために、以下のような確認を行います。
これらを踏まえ、自然分娩が安全に可能かどうかを総合的に判断します。
陣痛が始まり、間隔が規則的になります。
子宮口が徐々に開き、赤ちゃんが下がってきます。
子宮口が全開大となり、いきみが始まります。
赤ちゃんが誕生します。
胎盤が娩出され、出産が完了します。
分娩によって生じた傷を修復します。
分娩中は医師や助産師がそばで経過を確認しながら、安全を第一にサポートします。必要があれば速やかに医療的処置へ切り替えます。
ご家族や医療スタッフの励ましで一緒に頑張りましょう。
経産婦と比べると長い傾向にありますが骨盤の広さ、赤ちゃんの大きさ等により様々です。
可能です。24時間365日対応いたします。
必ずではありません。会陰の伸展し易さ、児の大きさ等で切開をするかどうか決めています。する場合にも切開の長さ、向きを調整し、できるだけ産後の痛みや合併症が少なくなることを考えています。
母児にとって必要であれば行います。
全ての妊娠で可能性はあります。妊娠高血圧症候群等により陣痛が来る前に切り替える場合や、赤ちゃんが大きくて出てこられないと考えられる時や赤ちゃんの具合が悪くなった時などは分娩進行中であっても切り替える場合があります。
可能です。体調が優れない場合は残念ではありますがお控えください。
現時点では分娩当日を0日目として5日目の退院を予定しています。
1か月から1か月半と言われています。
可能です。ただし合併症が起きやすかったり分娩が進みにくかったりする場合があるので分娩進行中に吸引分娩の必要性や帝王切開への切り替えは適宜適切に判断いたします。
持病の種類、程度によっては高次施設での管理が必要となるハイリスク妊娠の可能性があります。その場合は高次施設での分娩となり分娩方法はその施設でご相談いただきます。
過期妊娠(42週以降)となる前に陣痛誘発を入院の上で試みます。入院の時期に関しては予定日ごろの妊婦健診でご相談となります。
もちろん可能です。できる限りご希望の分娩となるようご相談ください。
申し訳ありませんが対応しておりません。
可能です。あまり広くない分娩室ではありますが何名でも歓迎いたします。体調がすぐれない場合は申し訳ありませんがお控えください。
出産の時間帯にもよりますが分娩でお疲れと思いますので赤ちゃんを大切にお預かりします。もちろんすぐ同室ご希望の場合は児の状態等で検討しますのでご相談ください。
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